初めての転職活動!未経験でも大丈夫!?
誰にとっても『未経験』というのはとても恐ろしいものです。
まだ見たことのない、やったことのない新しいものに挑戦することは勇気が必要になります。
それが自分の人生に関わるものであればあるほど恐怖心は増していくのです。
その中でも『仕事』は特に自分の人生に大きく関わってきます。
仕事というのは学校に行く時間よりも、家族で過ごす時間よりも長く時間を費やすものです。
いまの仕事を変えようと考えている人は、そう考えると余計に「転職したい気持ち」と「未経験である恐怖」がでてくると予想できます。
転職に年齢は関係あるのか?
時間は有限であり、私たちは限られた時間の中でしか生きることができないです。
よく「転職は35歳まで。これを超えると仕事はない。」と言われています。
しかし、そんな年齢が重視されていた時代から、能力があれば転職しやすい時代へ変化しているのです。
この理由としては、少子高齢化や有効求人倍率とビジネスマンの平均年齢の上昇が考えられています。
それでは年齢が関係ないとされる今の時代、30代の転職未経験者でも転職することは可能なのでしょうか?
▼こんな人に読んでほしい!
・転職希望者
・転職未経験者
・年齢を気にして転職できない人
これらの人の悩みを解決できる内容になっています。
転職に求められるのは年齢よりも『能力』
一昔前は、「28歳以降は転職が難しい」、「35歳が転職の限界だ」という声も聞かれました。
最近では28歳をすぎて転職する人は多く、厚生労働省の発表したデータ「雇用を取り巻く環境と諸課題について」を見ても35歳以上の転職者は増加傾向にあります。
それでは年齢よりも重視されるものはなにか?その答えは、『能力』です。
一通り勤務していた領域におけるスキルを習得した28歳、専門度の増した35歳、マネジメント経験のある40歳といった具合に年齢ごとに適した能力があれば転職も恐れることはありません。
しかし、年齢が関係なくなり能力を重視される今、年代別に求められる能力が異なるのです。
ここではそれぞれの年代別に求められる能力について説明します。
◆20代で求められる能力
・やる気
・将来性
・ビジネスマナー
20代では、能力以上にポテンシャルや仕事に対するスタンスが重視されます。
その会社の業務にすぐに適応してしまうという即戦力よりも、今後会社の仕事を任せられるという将来性に期待して採用されるケースが多いです。
転職する際は、今の仕事への取り組み方や工夫、強みを洗い出してみましょう。
これらが分析できた時、本当にやりたい仕事のことを考えられるとベストです。
今働いている分野と全く関係のない企業でも、やりたい仕事に就いた時に役立てる能力は必ずあります。
◆30代で求められる能力
・成果ベースでの強み
・リーダーシップ
・マネジメント経験
ポテンシャルではなく、能力や成果ベースで自分をアピールすると良いです。
情報収集能力や、計画立案能力、リーダーシップなどの、色んな職場で生かせるポータブルスキルをアピールできれば、キャリアアップや給料アップを期待できます。
ITエンジニアの分野なら、「色々な言語でプログラミングが組めます。」といった能力や、看護師の分野であれば、「小児科特有の疾患を看ることができます。」など、専門性の高いスキルがあるとさらによいです。
◆40代で求められる能力
・経験から培われた明確な能力
20代、30代と比べると少なくはなりますが、40代での転職も可能です。
しかし、会社側が人材としての将来性を判断する際に、20代と40代では大きく異なります。
このため、40歳以上の転職には一工夫必要となるのです。
それは、ただ単に「経験しました。」というだけでなく、その経験により培われた能力をアピールする必要があります。
30代で求められたポータブルスキルに加え、専門的なテクニックも必要です。
例えば、40代まで「部下を使う能力」を行使していることが考えられます。
それだけでなく「部下を育てる能力」も求められるので、この経験があると充分なアピールポイントに繋げることができるのです。
また、営業における人脈は特に積み重ねが必要になります。
人脈も自分の立派な武器です。
会社での経験から具体例を挙げて自分の能力を相手に伝えてみると良い結果が残せます。
年齢が重視される職業もある
転職は35歳までが限界というのはもはや過去の話で、現在は能力があれば年齢問わず転職できる状況になってきています。
厚生労働省の統計データを見ても転職者の4人に1人は35歳以上であり、高い割合を占めているのです。
しかし、実は年齢が重視される職業も存在しています。
それは、エンジニアやSEなどの圧倒的にスキルが必要とされる職業です。
また、経験がものをいう研究職もできれば若い内から経験が必要となります。
これらは、40代なのに全く経験がないと転職は難しいです。
まだ30代までなら新しい職種に挑戦する余地はあるので、好きな仕事が年齢重視の場合でも転職活動をしてみるのがおすすめとなります。
女性の場合、転職には年齢の影響を受けやすい傾向があるのです。
その理由は、子どもを産み育てるという産休と育休になります。
まだ多くの場合、産休と育休を取得して働かずにそのまま会社を辞めると考えられているケースがあるのです。
この理由から、女性の雇用に取り組めない企業も存在しているのは事実あります。
このため、女性の場合30歳を過ぎたころから転職が難しくなるのです。
特に30代で転職未経験だと、履歴書の準備や面接対策に加え、転職先の企業リサーチなど、時間に追われてしまうことが考えられます。
時間に追われることで、仕事が上手くいかず転職しようとする意志まで弱くなってしまうのです。
このような状態にならないように、転職を決心した際には3カ月ほどの長期な目でみて、事前準備を整えましょう。
そんな年齢の影響を受けてしまう女性でも、専門的な能力が重視される職業であれば話は変わってきます。
例えば、看護師や保育士などの専門的な資格が必要な職業です。
これらは、まだまだ女性が多い領域であり産休や育休も取りやすい状況にあります。
こういった専門領域のように、女性は専門性を高めることで、年齢に左右されない転職が可能です。
実際に看護師や保育士は30代という年齢で未経験者であっても、容易に次の転職先が見つかります。
30代になり転職が未経験だからといって諦めず、自分の能力をしっかりと磨き求められる人材になれば転職は可能です。
まとめ
これらの事から今の時代、転職には年齢は関係なく、それよりも求められているのが『能力』なのです。
能力も年代別で求められるものが変わってきます。
それぞれの年代で将来に向けて必要な能力だと割り切って習得する必要があるのです。
これらの能力を身に付けることで、圧倒的に転職活動が有利になります。
反対に、中には年齢も重視される仕事が存在しているのです。
それは、エンジニアや研究職などの高度なスキルや経験がものをいう職種になります。
また、女性も転職に年齢の影響を受けやすいといった傾向があるのです。
より高い専門性を身に付けることで女性の転職問題を解決することが考えられます。「35歳が転職の限界だ」と諦めていた転職未経験の人へ、今すぐ自分の能力を見直して転職活動をしてみませんか?
転職に年齢は関係ありません。