「働きたくない」は心が出しているSOS

「働きたくない」は心が出しているSOS

「働きたくない」は心が出しているSOS

「もう働きたくない」。

そんな思いを抱えながら、何とか重い腰を上げて会社に行っていませんか?

どんなにしんどくても、やはり生きていくためにはお金が必要で、働かないといけないと自分に言い聞かせて生きるのはとても苦しいですよね。

そこで今回はそんなツラい思いをしているあなたが、もっと生きやすくなるために、「働きたくない」と思ってしまう原因とその対策をご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください!

 

「働きたくない」は心が出しているSOS

転職サービスのdodaの調査によると、仕事をしている人の約80%が働く理由を「生活のため」と考えているようです。

つまり、大半の人が「仕事がしたいから」ではなく、「生きていくための手段」として働いているということになります。

ただ、手段の割には1日の大半を仕事にとられてしまいますし、仕事の中でかかるストレスも大きいことがあるので、「働きたくない」という感情が生まれているのです。

現在の日本では、「働かなければいけない」という暗黙のルールがあるため、「働きたくない」という感情を持っている自分を責めてしまうという人もいると思います。

誰でもやりたくないことに1日8時間以上、週5日以上もの多くの時間を費やしていたらそう感じてしまうものです。

まずは「働きたくない」と思ってしまうのは現状の環境では仕方のないことで、それだけ心が苦しみを抱えてSOSを出している状態だと言うことを認識しましょう。

 

「働きたくない」と感じる理由は何?

「働きたくない」という感情が生まれている理由は人によって異なります。

まずはあなたが現状の何にストレスを感じて、仕事することが苦しくなっているのか、それを知る必要があります。

ここでは働きたくないと感じやすい原因についていくつか挙げていきますので、当てはまるものがあるかどうか、自分の心と向き合って考えてみてください。

 

仕事内容が自分に合っていない

自分が今行っている仕事の内容が、自分に合っていないものであれば、それが仕事でなくてもストレスを感じてしまうことでしょう。

例えば、人とコミュニケーションをとるのが苦手な人が、たくさんの人と会話をしなければいけない営業職についていた場合、とてもストレスを感じてしまうことでしょう。

また、仕事内容が自分のスキルにあっていたとしても、あまり好きではないと思っている職種だと、仕事に行くのが辛くなってしまうということもあります。

 

上司や同僚との人間関係が上手くいっていない

仕事のストレスがかかるのは、業務内容だけではありません。

一緒に仕事をする上司や同僚、後輩との人間関係がこじれてしまって、仕事が嫌になってしまうという場合も多いでしょう。

嫌いな人と一緒に長い時間過ごさなければいけないというのは、とてもストレスを感じることです。

特に仕事となると、一緒に業務を遂行して成果を残さないといけないため、意見が衝突する場面も出てくるので、その人間関係が辛いと思うこともあるでしょう。

 

プライベートを充実させる時間と気力がない

あまりにも仕事の時間が長かったり、業務内容がハードすぎると、自分のプライベートの時間を確保することができません。

毎日朝早くから夜遅くまで働いて、休日も疲労が残っているので楽しむ余力がないという状態だと、プライベートを充実させることができません。

なぜこんなにも一生懸命働いているのか、分からなくなってしまうことでしょう。

 

通勤時間がツラい

仕事内容には満足しているけれども、仕事に行く通勤時間に対してストレスを感じている人もいるようです。

毎朝早起きして準備をし、満員電車に乗って長時間かけて会社に行くというのは、当たり前にやっている人も多いですがとても大変なことです。

また、朝早起きするのが苦手だからツラいという方もいるでしょう。

 

仕事で成績が出せていない

仕事自体は楽しいと思っていても、自分が思っているような成績が残せていないと、自分に対する肯定感が下がってしまいます。

仕事に対する意欲が出てこなくなってしまうこともあります。

一時的なもののように感じますが、思うようにいかないことを継続するのはとても大変なことです。

また、会社ではその結果に対して上司から小言を言われたり、部下や同僚からの突き上げをくらったりとすることにストレスを感じる人もいることでしょう。

 

とにかく働きたくない

仕事内容や人間関係などは関係なく、とにかく働くという行為が嫌という人もいることでしょう。

一度きりの人生の大半の時間を仕事に費やさないといけないとなれば、そのことに対してストレスを感じるのもおかしなことではありません。

ただ、働くことが嫌と思っている方の中には、実は今の仕事に潜在的にストレスを感じていて、そのような感覚に陥っているという場合もあるかもしれません。

しっかりと自分と向き合って嫌な理由を考えてみるといいでしょう。

 

「働きたくない」と感じる主な原因は視野が狭くなっていること

「働きたくない」と感じてしまう原因は人それぞれですが、働きたくないという感情が起きてしまう原因は共通しているケースが多くあります。

それは「視野が狭い」ということです。

大半の日本人は仕事に対して、「きちんとやらなければいけないこと」という認識を持っています。

そのため、働く理由が分からなくなってしまった時に、「生活のためにはお金が必要だから」「稼いだら楽しいことができるはずだから」と仕事そのもの以外の部分に働く理由を見出す傾向にあります。

つまり、働くこと自体を楽しむ必要はなく、「仕事は我慢するもの」という価値観を持っている人が多いのです。

我慢することが当たり前になっているため、仕事の内容に不満を持ってもそのまま続けてしまいます。

 

海外ではもっと自由な働き方が行われています。

視野を広げて海外を見ていきましょう。

海外の方は仕事をしている途中でも平然と食事をしますし、お店でも丁寧な接客をしてくれないところもたくさんあります。

正社員だから、契約社員だから、などの働き方に対する偏見もありませんし、何の職種だから素晴らしいという見方もありません。

みんなが自分の働きたいように働いて、それに見合う報酬を受け取っているのです。

日本人ももっとそのように自由にお金を稼いでいいのです。

 

「働きたくない」と思った時の対処法

ではここからは「働きたくない」という感情を抱いた時に、どのような対処をとればいいのかをご紹介していきます。

一時的にそう思っている方もいると思いますし、慢性的にそう感じている方もいることでしょう。

自分に合った対処法を見出すことで、「働きたくない」という感情を抑えながら毎日ツライ仕事をするという苦行から解放されると思いますので、ぜひ試してみてください。

 

数日有休をとって働くことを辞めてみる

まずやってほしいことは、働きたくないという気持ちが湧き上がってきたら、一旦有休をとって会社を休んでみましょう。

有休は社員に与えられた権利ですので、堂々と休みをとって一旦仕事から離れた環境で、やりたかったけども今までできていなかったことを、思いっきりやってみるといいと思います。

例えば、旅行に行きたかった人は思い切って遠出してみるといいでしょうし、1日中マンガを読んでいたいと思っていた人は、マンガ喫茶にこもってマンガに囲まれて過ごしてみましょう。

これまで一生懸命働いてきたのは、自分のプライベートをより充実させるためですよね?

たまにはいつも頑張っている自分を労ってあげる時間をとることが重要です。

もしかしたら仕事に疲れていたり、やりたいことをやれていないストレスから「働きたくない」という感情が一時的に起こっていただけかもしれません。

心と体を満たしてあげると、そのような感情が解決されることもあるので、ぜひ試してみましょう。

 

部署移動を申し出る

仕事の内容が自分に合ってなくて「働きたくない」と思っている方は、部署移動を申し出てみるのも1つの方法です。

仕事内容が変われば仕事が楽しくなって、「働きたくない」という思いが出てこなくなる可能性もあります。

また、部署が変わればストレスの要因となっている人間関係からも離れることができ、ストレスが軽減されることもあります。

今とは全く違う仕事を行うことによって、新たな発見があり仕事を楽しいと思えるきっかけが作れるかもしれません。

できるかどうかは会社によって異なるとは思いますが、申し出るだけは自由なので場長に話をしてみるといいでしょう。

 

やりたい仕事・向いている仕事に転職する

会社内での部署移動が難しいケースや、もうその会社にいたくないと思った場合は、その会社から離れて違う会社に転職するという方法もありでしょう。

自分に向いている仕事であれば、今よりもストレスを感じずに過ごせる可能性が高いですし、やりたかった仕事につけばやりがいを感じることもできるでしょう。

転職をすることに見切りがつかないという方は、まずは転職サイトに登録して求人を見てみたり、転職エージェントと話をしてみることをおすすめします。

すぐには転職する気がなくても、転職できる先があると思えばその安心感で今の仕事に対するストレスが軽減されることもあるでしょう。

自分がやりたいという職種を見つければ転職を真剣に考えるという方法もあります。

 

リモートワークの仕事に就く

仕事自体は好きだけれども通勤がツラいと感じる人は、リモートワークが可能となっている仕事に就くという方法もあります。

在宅での仕事であれば、朝早くの通勤電車に乗る必要もないですし、自宅で自分の裁量の中で仕事が行えるので、必要以上にストレスを感じることはなくなるでしょう。

コロナウイルスの影響でリモートでも働き方が推奨されてきているので、今の職種でもリモートワークが導入されてきているのであれば、積極的に申し出てみることをおすすめします。

 

副業をはじめてみる

今の仕事に不満がある場合は副業を始めてみるのも1つの方法です。

「働きたくない」と感じているのに仕事を増やすというのは、矛盾しているようにも感じるかもしれません。

会社からの報酬以外に自分の力で、お金を稼ぐことができるという経験をすると、会社に頼らなくても生活ができるという自信がつくので、今の仕事に固執する気持ちが少しずつ薄らいできます。

そのことによって、仕事に対するストレスも軽減されるでしょうし、自分のその後の選択肢も増やすことができます。

副業でしっかりと収入がとれるようになったら、その仕事を本業として自分がやりたいことを好きな時間にできるようにすればいいので、働きたいという気持ちを感じずに報酬を得ることができるでしょう。

 

仕事を辞めてニートになる

もうどんな仕事でも「働きたくない」という人は、一度ニートになってみるというのも1つの方法です。

実家がある方は実家に帰れば生活費を抑えて働かずに生きていくこともできますし、日本よりも物価の安い国に行けば、ある程度の貯金があれば一定期間働かずとも生きていけます。

働くことから離れてゆっくりと過ごしたり、やりたいことをやってみれば、これからどんな風に自分が生きていきたいのかを見つけるきっかけになるかもしれません。

周りの目や声を気にせず、自分がやりたいと思った気持ちを大事に突き進みましょう。

 

結婚して主婦(主夫)になる

仕事が苦痛だという方は、ある程度収入のあるパートナーを見つけて主婦(主夫)になるという方法もあるでしょう。

家事も仕事の1つではありますが、仕事は苦手だけれども家事は好きという人もいると思います。

男性でも今は主夫として家庭を支えているという人も一定数いますので、自分らしい生き方の1つの方法として考えるのはありだと思います。

また、結婚せずとも、お金持ちの方に養ってもらってヒモになるというのも働かずに生きていく方法です。

 

まとめ

いかがでしたか?

「働きたくない」という感情は、これまであなたが無視してきた心が出している重大なSOSです。

無視し続けていると、働きたくても働けない状況になってしまうこともあります。

まずは一度仕事から離れて休暇をとり、何をしたいのか、何がつらいと思っているのか、自分自身の心と向き合う時間を作りましょう。

今の仕事以外にもお金を稼ぐ手段はたくさんありますので、もっと視野を広げて自分がストレスを感じずに働ける環境を考えてみてください。